現サーバーのportageもバッテリーのメモリー効果が激しく、またRedHat 7.3も公式にサポートされなくなっちゃったので、そろそろハードソフト共に世代交代の時期が迫ってきた。
Fedora Core 2 installer |
そんな折り、Fedora CoreのセカンドリリースがSELinux(Security-Enhanced Linux)を実装したという事で、第一候補としての評価を開始する。
取り敢えずデフォルトのままインストールしてみたらSELinuxになり損ねた。bootプロンプトで"linux selinux"と入力するのが正解なんですと....(^^;;。
もう一度やり直すかなぁ…と思いながら、日経IT Proの記事を読むと"fixfiles relabel"コマンドの実行と、/etc/sysconfig/selinuxの"SELINUX"を=enforcingにして再起動すればSELinuxが有効になると書いてあった。渡りに舟とはこの事だ。
だが書いてある通りにやってみたのだが、"getenforce"コマンドを投入してもpermissiveモードにしかなっていない。結局/etc/grub.confのkernel=行にオプション"enforcing=1"を入れなくてはならなかったのだった。
それからFedraでは日本語エンコードにEUCでなくUTF-8が採用されたので、TeraTerm ProもUTF-8対応パッチを入手して適用すべし。
なおUTF-8対応パッチはTeraTerm Pro 2.3 オリジナルにしか対応していない(日本語版には適用できない)ので要注意。またSSH環境で使用する場合、TTSSH日本語版ではTERM環境変数が渡らない問題があり非日本語のIPv6版が必要となる。
つまりTeraTerm Pro 2.3 日本語版を使っている場合は、一度アンインストールして、TeraTerm Pro 2.3 オリジナル→IPv6版→UTF-8対応パッチの順にインストールしなければならなかったという備忘録だ。
【参照】
●Step by Step Linux http://www.ucatv.ne.jp/~mark/linux/
●Fedora JP Project http://www.fedora.jp/
●SELINUX.JP http://www.selinux.jp/
●日立ソフト http://www.selinux.hitachi-sk.co.jp/
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┗レッドハット、Fedora Core 2をリリース――Linux2.6カーネルを搭載 2004年5月19日
●日経IT Pro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┣セキュアOS SELinuxとカーネル2.6を標準装備したFedora Core2が正式リリース 2004年5月19日
┗【セキュアOS SELinux入門】
>>第1回 セキュアOSが必要な理由 2004年4月26日
>>第2回 ユーザーやプロセスの権限を厳格に管理 2004年5月17日
>>第3回 Fedora Core 2をインストールしてSELinuxを利用する 2004年6月1日
>>第4回 SELinuxの基本操作方法をマスターする 2004年6月15日
●Vector Softライブラリ http://www.vector.co.jp/
┗UTF-8対応TeraTerm Pro
●Tera Term Home Page http://hp.vector.co.jp/authors/VA002416/
●IPv6 TeraTerm Pro http://win6.jp/TeraTerm/