「著作権法違反のほう助」というのはどうかな?護身ナイフのメーカーを殺人ほう助に問うか?ふつう?
ACCSは
"ファイル交換ソフト「Winny」の開発・提供者の刑事摘発について"で
現段階において、この技術を、何ら権利侵害を防止する措置を講じることなく「ファイル交換ソフト・サービス」として応用すれば、実態として日常的、継続的かつ大量に著作権などの権利侵害行為に悪用されることは明らかです。とコメントしている。これまでの経緯から確かに権利侵害を防止する措置が暗黙的に講じられなかった事は明らかになっており、この不作為が犯罪として成立するかどうかが今後のカギになるのかな?
このことを予見、認識した上で、敢えてそのようなファイル交換ソフトを開発・配布し、その予見通り著作権侵害行為が行われた場合には、少なくとも著作権侵害行為を誘引、助長、援助したものとして、開発・配布した人にも一定の責任が生じるものと考えます。
無知な素人がタダでソフトが手に入れようと安易に導入している事例を考えると、野放し状態の現状を改めるべしという考えには共感するが、フリーソフトの開発者に権利侵害を防止する責任まで求めるのはどうだろうなぁ…
【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┣Sasser作成容疑の少年逮捕 2004年5月9日
┣Winny開発者、逮捕へ 2004年5月10日
┣小倉弁護士「Winnyは『中立的な道具』、罪になるかは判断が分かれる」 2004年5月10日
┗Winny開発者逮捕で波紋、P2Pの将来に懸念も 2004年5月10日
●CNET Japan http://japan.cnet.com/
┣Winny開発者逮捕、著作権法違反幇助の容疑で 2004年5月10日
┣Winny開発者逮捕で東京大学がコメント発表 2004年5月10日
┗Winny開発者逮捕でACCSがコメント発表「開発者にも一定の責任」 2004年5月10日
●ACCS コンピュータソフトウェア著作権協会 http://www.accsjp.or.jp/
┗ファイル交換ソフト「Winny」の開発・提供者の刑事摘発について 2004年5月10日