6時という微妙な時間に目覚めてしまった今朝。もう一度寝るか、それとも出るべきか、出るならどこへ行くか、貴重な朝の1時間を無駄にして7時半スタート。
![]() |
日出生台演習場にて |
ターゲットを別府は三ツ葉グリルの「とり天」に設定。例の如く最速ルートで日田を目指すが、早起きが祟ったか腹ぺこライダー早くも空腹に堪え切れず甘木でコンビニおにぎりを口に。
別府に早く着き過ぎてもしょうがないので今日はのんびりペース。土手ロードからR210を東へクルーズモード、普段より30分ほど遅い10時過ぎに玖珠に到着し、一息いれる。
列車を組んで淡々と走っていると眠くなったのでここから裏道探索モードに切替えだ。地図は無いけど!?何とかなるだろう。
急ピッチで整備が進む県道679号線をアグレッシブに駆け登り、日出生台演習場の脇を通過、深見ダムで県道50号線にスイッチ。こないだ湯布院方面のルート探索は失敗に終わったので、今回は安心院方面へ周る。結果的に県道617号線で塚原へ抜ける事が出来たのだが、距離的にはえらい遠回りになるので迂回路としては微妙だ。
![]() |
三ツ葉グリルにて |
というわけで塚原を通過した時点で既に11時半を過ぎ、開店と同時に三ツ葉グリルに飛び込むという計画は崩壊していた。取り敢えず「急がば回れ」を肝に抜け道の誘惑を振り切って、何とか正午前に到着。
心配するほど混んでなかったのは肩すかしだったが、難無く「とり天定食」950円に舌鼓。うんうん、柔らかくてウマい。親指大にカットされた小さめの鶏肉を天ぷらにした一見シンプルな料理だが、甘辛い秘伝のタレも相性抜群で、元祖の名に恥じない逸品だ。ペロリと平らげたら次第に多くなる客足を察して早々に退散。
「とり天」を喰ったからには、もうこの後は消化試合と言っても過言ではないのだが、たまにはやまなみハイウェイをアプローチからフルコースで味わってみようかと、別府国際観光港から九州横断道路へ。
本気モードの前にデザート第一弾。鉄輪豚まん本舗で「地獄蒸し豚まん」160円をGet。実は豚まん本舗自体は休みだったのだが、隣のスーパーことぶき屋で販売してくれるのだ。蒸し上がりを待ってた15分間でじわじわと「とり天定食」の満腹感が迫ってきてたのだが、豆板醤のピリ辛が効いててあっさり平らげてしまった。
![]() |
狭霧台付近にて |
この蒸暑い気象条件の中、わざわざ豚まんを喰うなんて我ながらどうかと思うが、走り出せば汗ばんだ肌を風が撫でて心地好い。
スピードメーターの針に11時のダンスを踊らせつつ、ゴキゲン度も右肩上がりで鶴見岳山麓を駆け登る。ピークを越えたら由布岳山麓の感動的なダウンヒルが待っている。
やまなみハイウェイに向けて気分を盛り上げる前座役として申し分ないのは勿論、道東随一の感動的なスケールを誇る北海道の美幌峠にも決して引けを取らない、エキサイティングなコースだ。
湯布院の混雑を辛抱した後、水分峠をパスしてやまなみハイウェイのメインイベントへ。平日で交通量は少ないとは言え、ペースをあげるとすぐクルマに詰まる。我慢の林間ワインディングを辛抱の走りで通過すると、絶好のパッシングポイントである大石原のスーパーストレートが待っている。だがちょっと待て、見通しの良いストレートエンドで待ち伏せは取締まりのセオリー。ここもグッと堪えて列車の最後尾に甘んじる。
朝日台を下って岡嶋牧場でアイス休憩。意外や意外、平日なのにシニア世代が大勢たむろ。団体かと思いきやさにあらず。彼らはどこからこの手の情報を入手しているのだろうか?侮り難い。時期的にフレーバーが少ない端境期だったので、抹茶とミルクのコンビで300円。しっかりしたコクがあるのにあっさり、ウマ〜。(^^)
一息入れた後、飯田高原〜長者原〜牧ノ戸峠とやまなみハイウェイのクライマックスを堪能。空にはちょっと雲がかかってきて、阿蘇涅槃像も辛うじて輪郭が確認できる程度なり。
![]() |
帆山亭にて |
瀬の本でR442へターン。今日の湯は奥黒川温泉。定番の耕きちの湯をさらに奥に入った、隠れ宿帆山亭へ。
温泉街中心部から離れている事もあってとても静かな宿で、全室が露天風呂が付いた離れという贅沢な造りがウリだが、日帰り入浴可能な男女別露天風呂も充実しているのだ。
人気の温泉も平日の昼間だけにさすがに貸切状態。故に入口にぶら下がっている混浴の札に存在意義は無い。川のせせらぎに耳を傾けながら露天風呂でまったり、八重山のエメラルドブルーの海とはまた違う癒しの空間に身を委ねる。
最初チクチクとした胸の痛みを感じて「ハートブレイクか?」と心当りの無い痛みに焦ったのだが、一昨日の満天望温泉での日焼け跡が湯に沁みたというオチだ。しっかり温もったところで14℃の湧水風呂に入るのもまた良し。1度目は身を切られる思いだが、2度目は快感(^,^)だ。
16時に帰投。ファームロードで11時のダンスを躍らせた以外はおとなしめに走って、計ったように2時間半で帰着。384kmの充実ツーリングだった。
【参照】
●三ツ葉グリル http://www1.ocn.ne.jp/~mituba/
●鉄輪豚まん本舗 http://www.irfnso.ne.jp/butaman/
●帆山亭 http://www16.ocn.ne.jp/~hozantei/