「博多とよのか」で確固たるブランドを築き、赤いダイヤとさえ呼ばれていた福岡のイチゴ。
新品種博多あまおう |
近年「栃おとめ」を擁するライバル栃木に奪われてしまった日本一の座を奪還すべく、筑紫野市吉木にある福岡県農業総合試験場が平成13年に開発した新品種がこの「博多あまおう」だ。
「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」というフレーズから付けられた名前のとおり、Sサイズの鶏卵に匹敵する大きさと、ヘタの周辺が赤くなりきれなかった「博多とよのか」の弱点を克服して隅々までしっかり赤く色付いたルックスは、商品としての完成度で既存品種を圧倒する。
実際、甘くてウマいので、練乳はもとよりミルクすら不要だ。
スーパーの販売価格で「博多とよのか」1パックで400円に対し、「博多あまおう」は500円前後と多少割高ではあるが、福岡のイチゴ農家が大事に育てた自慢の逸品。ぜひ一度ご賞味あれ。
ちなみに、農林水産省の統計でイチゴを野菜に分類しているのは、「毎年苗から植え直す」事から「果実的野菜」と定義している為だそうだ。(76へぇ)