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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/ツーリング/2004]

阿蘇Express 5th - フルコース - / 2004-03-27 (土)

天気はぼちぼちで、降水確率も九州全域で10%以下と申し分なし。1ヶ月半ぶりに待望の阿蘇ツーリング発動。CBも先々週乗っといたおかげで、機嫌良く一発始動。

8時15分にスタート。半開きのシールドから吹き込む風はまだちょっと冷たいものの、臆する事なく馬出踏切跡をパスして空港通りへ。5000回転を目安にシフトアップし、3速で豊1丁目の交差点をバシッと左ターン。榎田のオーバーパスを豪快に下るとR3だ。太宰府ICを過ぎ、チンタラ走るクルマどもを躱して都府楼高架は一目散にまっしぐら。久しぶりに風と正面から対峙する。

後は「道なり馬なりバイクなり」でイケイケ。年度末の土曜日という事で交通量はいつもより多めだったので最速ルートで行こうかとも思ったが、この程度で尻込みしててはライダーとしてどうよ!?と言われかねないので、楽観してR3を南下。ハイペースでは無いものの、ボチボチのペースながら集中力を維持して久留米の市街地を抜け、八女も難無くパス。

R3沿道は峠部分も含めて全区間で桜が開花済みでイイ感じ。満開を迎えているところはまだほとんど無いので来週末まで期待できるかも。

山鹿10時過ぎに抜けて植木[External]セブンイレブンで一息。ここで今日のアプローチをグリーンロード南阿蘇に設定し、例の如く菊池グリーンロードへ。一息入れた後は走りに集中できているのか、ブラインドに隠れた障害物や路面のギャップなどにことごとく妨げられる事なくパス。今日は自分でも驚くほどに冴えていた。が、過信禁物、油断大敵。

グリーンロード南阿蘇
2003/05/10 グリーンロード南阿蘇

R325県道36号と繋いで熊本空港を潜り、県道206号県道28号を経ていよいよグリーンロード南阿蘇へエントリー。

シールドから忍び込んでくる風は更に冷たさを増してきたが、いつものように冷静かつ豪快にアクセルをコントロールし、高速コーナーでも気持ち良くバンク。

いつものように軽やかに最高地点をパスすると、南阿蘇の田園地帯の向こうに阿蘇五岳が佇む神々しくも荘厳な風景が待っている。手前の山肌に視線を落とすとこれから下って行く豪快なワインディングが誘う。たぶんクルマやバイクの運転が好きな人でなくても情感を揺さぶる、感涙モノのファンタスティックな風景だ。

昨日のような絶好の…というわけでもなく、あくまでそこそこの空模様。桜が咲いてるどころか、逆に野焼きで黒々としていて、見た感じで感動に繋がるようなシチュエーションの妙は無いのだが、何度も走っているグリーンロード南阿蘇に今日は理由も無くウルウル…。原因を探りにもう一往復しようかと思ったが、調子に乗って痛い目に遭うのは世の常なので先へ。

そのまま阿蘇登山道路吉田線へ。タイトなヘアピンコーナーと急勾配が特徴の伝統的な山岳道路を、二輪のパワーウェイトレシオを活かしてサクサク登って阿蘇山上へ。ここからまっすぐ山水亭へ向かうとピークに絡む、という理由で遠回り。敢えて赤水から二重の峠を経てミルクロードへ。

ミルクロードもまた阿蘇の魅力を語るに外せないゴキゲンロード。さすがにクルマが多いのでペースは落ちてしまうが、コーナー・アップダウン共にバリエーション豊富なワインディングを堪能する。野焼きが終わったところなので沿道は黒々としててちょっと殺風景だが、1ヶ月後には目に鮮やかな新緑が蘇っているはずだ。

メンチカツ
山水亭メンチカツ定食

そゆわけで大観峰もパスし、13時過ぎ山水亭へ。先週の土日に続いて休日3連チャンなのはツッコまない約束(笑)。

今日は新メニューのメンチカツ定食900円。メンチカツの下にケチャップマヨネーズ、中濃と2つのソースを敷いてあるとこなんざ、元ホテルのシェフとしてのこだわりが垣間見える逸品だ。

衣はサクサク中身はホクホク、もう当たり前のようにウマいので、YANOのボキャブラリーでは他のメニューとの違いを表現する事ができないのが口惜しい。ただ単に「ウマい」でもいいですか?

しかし山水亭でランチするようになってから、焼きトウキビを喰えなくなったのが痛し痒しだなぁ。誰か別腹くれぃ。

桜サク
吉井町新治にて

さて期待に違わぬニューフェースに満足して、店を出たところでカズさんと遭遇。取り敢えず「奇遇ですねぇ」という言葉が出かかったが、どう考えても福岡市内で会うより確率高いって事に気付いた。いやぁ…f(^^;;

軽く挨拶を交わした後は、久々にどこでもかふぇTONCHANでコーヒーブレイク。ちょっと「もやって」はいるものの麗しい阿蘇五岳を眺めてまったり。

ついでに耕きちの湯でさらにまったり温まった後帰投。帰り道は言わずもがなのファームロードwaitaスカイ・ファームロードひたの最強コンビ。ここでも今日は走りに徹して快走。スタンドを擦ったくらいでヨタヨタ走るハーレーに暫く押さえられたものの、天ヶ瀬の一時停止を過ぎたところで躱し、1時間弱で日田へ。

あとは春の風景を楽しみながら、いつものルートを福岡方面へ。筑後川の土手も菜の花でいっぱい。麗らかな陽射しと共に春を感じさせる何ともいい香りだ。

去年見つけた吉井町の桜が今年もキレイに咲き始めてたのはちょっと嬉しかった。

からつバーガー太宰府店
からつバーガー 太宰府店

17時40分、24日にオープンしたばかりのからつバーガー太宰府店に寄って開店祝いにスペシャルバーガー380円を所望。パリッと香ばしく焼き上がったバンズ、具も沢山でウマウマ。虹ノ松原本店よりウマいかも?

からつバーガー太宰府店
住所:福岡県筑紫野市二日市北6-19-1
R3福岡南バイパス星ヶ丘交差点の南、出光SSの向かい側[External](地図)

個人的にはやっぱ胡椒効き過ぎなので、一度「胡椒半分」てオーダーしてみよう。

18時12分に無事帰宅。たっぷり380km走っておなかいっぱいのブラボーツーリングだった。

さぁ、明日も仕事だ。がんばろ〜


[一語一絵]

赤いダイヤ / 2004-03-26 (金)

「博多とよのか」で確固たるブランドを築き、赤いダイヤとさえ呼ばれていた福岡のイチゴ。

博多あまおう
新品種博多あまおう

近年「栃おとめ」を擁するライバル栃木に奪われてしまった日本一の座を奪還すべく、筑紫野市吉木にある[External]福岡県農業総合試験場が平成13年に開発した新品種がこの「博多あまおう」だ。

かい」「るい」「おきい」「まい」というフレーズから付けられた名前のとおり、Sサイズの鶏卵に匹敵する大きさと、ヘタの周辺が赤くなりきれなかった「博多とよのか」の弱点を克服して隅々までしっかり赤く色付いたルックスは、商品としての完成度で既存品種を圧倒する。

実際、甘くてウマいので、練乳はもとよりミルクすら不要だ。

スーパーの販売価格で「博多とよのか」1パックで400円に対し、「博多あまおう」500円前後と多少割高ではあるが、福岡のイチゴ農家が大事に育てた自慢の逸品。ぜひ一度ご賞味あれ。

ちなみに、農林水産省の統計でイチゴを野菜に分類しているのは、「毎年苗から植え直す」事から「果実的野菜」と定義している為だそうだ。(76へぇ)


[一語一絵]

セブンイレブンいい気分 / 2004-03-26 (金)

箱崎区画整理地区に待望の[External]セブンイレブン 博多馬出5丁目店が今朝オープン。さっそく50円引きのエクレアを買って帰るなり。

セブンイレブン 博多馬出5丁目店 24時間営業
福岡市東区馬出5-20-24 TEL:092-642-7058

【参照】
●博多元気ドットコム http://www.hakata-genki.com/
┗博多あまおう http://www.hakata-genki.com/amaou/
●Mainichi INTERACTIVE カモミール http://www.mainichi.co.jp/women/
赤いダイヤよ、再び――新種「あまおう」に賭けるいちご農家 永翁(ながおさ)和成さん
●セブンイレブンジャパン http://www.sej.co.jp/
博多馬出5丁目店


[一語一絵/IT系]

アッカ、お前もか / 2004-03-25 (木)

Yahoo! BBから451万人もの顧客情報流出事件が明るみに出てからおよそ1ヶ月、今度は110万人の顧客を擁する[External]アッカ・ネットワークスからも顧客情報が流出している事が確認された。

流通経路の事故によるデータ(メディア)紛失の報道も相次いでいる昨今、これからは情報は図らずも流出するものというスタンスに立って我が身を守る必要がありそうだ。

【参照】
●アッカ・ネットワークス http://www.acca.ne.jp/
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
アッカからユーザー情報が流出、全会員110万人分の可能性も 2004年3月25日
アッカ、201人分のユーザー情報流出を確認 2004年3月25日
アッカ、顧客情報の流出で謝罪会見 2004年3月25日
●日経IT Pro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
【速報】アッカが会見、最大110万人分が漏洩、経路はまたも不明 2004年3月25日
アッカが顧客情報を流出,内部流出の可能性が高い 2004年3月25日
顧客情報流出は「内部犯行の可能性が高い」とアッカ 2004年3月25日
「466人が全データを閲覧できた」、アッカ情報漏洩事件 会見を擬似中継 2004年3月25日


[一語一絵]

判官びいき、にあらず / 2004-03-25 (木)

連敗街道爆走中のハルウララ。名手武豊をしてもブービーに甘んじたという事で、そろそろ日本人特有の判官びいきも限界かと思いきや、逆に留まるところを知らない様相。

阿蘇鶴の野焼き
3/21 熊本県小国町西里にて

まぁ中央競馬に比べて全ての面で厳しい経営状況が続く地方競馬において、降って涌いた救世主という存在にケチをつけるものでは無い。故障もせずも永きに渡ってレースをこなしているというのはある意味立派な事だと言えなくもないし。

ただ「次こそ勝って欲しい」と応援するのではなく、「負け続けても一所懸命走っている姿に感動した」なんてのは失礼千万ではなかろうか。騎手が落馬しても本能的に走り続けると言われる競走馬、どの馬も一所懸命走っているに決っている。自分がハルウララの立場だったら「負け組の星」などと呼ばれるのは甚だ迷惑だ。

「負け組」と言って思い出すのはタイムボカンシリーズの悪玉トリオ、通称「三悪」。しかし彼らとて毎週毎週負ける事に大人しく甘んじていたわけでなく、勝利の為に全知全能をかけてメカを作っていたのである。ただ悲しいかな勧善懲悪の世相において「正義の味方がよもや負けるわけにはいかない」という不条理において辛酸を舐めざるを得なかったわけで、かくして1982年9月4日On-Air 『逆転イッパツマン』第30話「シリーズ初!悪が勝つ」において悪玉トリオが唯一の白星を上げた暁には、敵ながら天晴とファンも思わず目頭を熱くしたモノである。

さてハルウララに騎乗した武豊自身も[External]3月8日の日記

競馬が、競馬をよく知らない一般の方の話題になって盛り上がることについては大いに歓迎なのですが、生涯で一度も勝ったことがない馬が、GIレースを勝った馬達よりも注目を集める対象になるというのはどうにも理解し難いものがあります。
と、納得いかない気持ちを正直に書いている。「どんな手を使っても勝ちさえすればよい」とは言わないまでも、全てにおいて結果がモノを言うレースの世界。当然だろう。

特に最近のハルウララ騒動をみていると、判官びいきと呼ばれるような悲劇的な弱者に対する心温まる同情ではなく、自分と同じかまたはより不幸な存在に対して自己の優位性を確認する事で安心感を得る。そんな後向きで情けない社会風潮である気がしてならない。

「日本の社会全体が病んでいるという」言い方で責任転嫁するのは簡単だが、恥ずかし気も無く「負け続けて欲しい」「負け続けても頑張っている姿を見て励まされる」などとコメントしてた中年男性。終わってるよ....

【参照】
●武豊オフィシャルホームページ http://take.nifty.com/
その日、楽しみにしているのは黒船賞のノボトゥルーの騎乗なのです。 2004年3月8日
黒船賞とハルウララ騎乗の感想 2004年3月22日