Mainichi INTERACTIVEによると、容疑者は以下の経緯で照会書を取得したらしい。
石井容疑者は男性の自宅にも出入りしていたが、男性は「(照会書が)大事なものとは思わなかった」といい、封を切らないまま石井容疑者の求めに応じて照会書を渡したという。いわゆるソーシャルエンジニアリングであろう事は疑う余地すらなかったが、これほど原始的なやり方があろうとはねぇ。
安易に照会書を渡してしまった本人に非を問うのは簡単だが、果たして彼を責められるだろうか? 住基カードの認知度(特に高齢者の)を考えると同様な行動をとる人は少なくないと思う。そうなると500円という発行手数料の手軽さも手伝って真似をする輩も出かねないので、早急に同様の手口による犯罪を防ぐような仕組みが望まれる。
【参照】
●Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi.co.jp/
┗住基カード:佐賀・鳥栖市での不正取得で男性を逮捕 佐賀県警 2004年2月7日
●@IT セキュリティ用語事典 http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/dictionary/indexpage/securityindex.html
┗ソーシャルエンジニアリング