日経BizTechの記事によると、国土交通省の肝入りで進められているETCに偽造クレジットカードによる不正利用が急増している模様。
10/26 佐賀県有田町 有田ポーセリンパークにて |
ETCでは一般的な店舗のようなオンラインでカードの与信情報をチェックする方式ではなく、予め蓄積した不正カードのブラックリストと照合する仕組みなのだが、このデータ容量が14万枚程度と圧倒的に不足しているという。
簡単に言うと、偽造カードでも料金所を通過できてしまうケースが少なくない、という事になる。
ちなみにETCカードの不正使用率は通常のクレジットカードに比べておよそ10倍ほどとみられており、現状ではこれらの通行料金はクレジットカード会社が負担しているそうだ。
という関係もあってか当の日本道路公団や国土交通省は他人事を決め込んでいる様子。さすがお役所仕事。
【参照】
●日経BizTech
-揺れる公団にもう1つ火種--ETCでクレジットカードの不正利用が多発 2003年10月22日
●日本クレジット産業協会
-「クレジットカード不正使用被害の発生状況」