だそうな。
12/18 門司港にて |
「品質向上のため」というコメントは裏を返せば「開発が遅れている」という事だ。前回の発表から10日足らずでスケジュールを変更するという事は「工程管理ができていませんでした」と白状しているのと同じだが、素直にごめんなさいした事は評価したい。去年は無理やり発売して続々と回収騒ぎに至った事を忘れていないようで何よりだ。
開発工程がキビシイのは決してDoCoMoに限った話では無く携帯電話の開発全般に言えるのだが、シェアを背景にした力関係で国内の一流メーカーと言えどもDoCoMoの意向に背いて「できない」とは言えないのが実情だろう。
しかし3G携帯電話はSONYとEricsson、PanasonicとNEC、三菱と東芝というパートナーシップを組んで開発のスピードアップと品質向上を狙っているハズなのだが、なにぶんにも急造の寄り合い所帯。残念ながら成果が表れるのはまだまだ先のようだ。
否応なく年末年始休暇を返上して開発にあたっているであろう開発現場の方々には同情を禁じえない。特に今度のFOMAではSymbian OSを搭載する機種もあったり現行機とは比べ物にならないほど変っているので、FOMA新機種には良くも悪くも注目という事で。
参照
●ITmedia news
-ドコモ、新型FOMA発売を延期
-東芝と三菱,3G携帯で開発提携 2002年3月13日
-松下とNEC,携帯電話端末開発で提携――焦点はソフトウェア 2001年8月21日
-ソニーとEricsson,携帯電話端末事業統合へ 2001年4月24日
●ケータイ Watch
-ドコモ、FOMA端末3機種を12月中旬より順次発売 2002年12月10日
-ドコモ、FOMA新端末3機種の発売を1月以降に延期 2002年12月19日
●NTT DoCoMo
-FOMAサービス対応端末の新モデルの販売開始日について