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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/ツーリング/2002]

あぁ霧情、知床スペシャル / 2002-07-24 (水)

今朝もどんよりとした曇り空。だが今夜から天気もいよいよ本格的に下り坂となるので、キャンプもこれまで。週末は道央に戻らなくてはならないので知床決戦を決意する。

ここ数日道東から来るライダーが口を揃えて「むっちゃ寒かった、今は行かないほうがいい」と言う。でも福岡に帰って「寒かったらしい」ではなく「寒かった」と言いたいのだ。だから条件の悪さを承知で敢えて行くのだ。男には負けるとわかっていても戦わなければならない時がある、な〜んて言うとカッコツケだが....。

陽が射さないのでなかなか乾かないテントを待っていると霧雨が降ってきた。グランドシートがちょっとしけっていたが、気付かなかった事にして大急ぎで撤収を終え、7時過ぎにスタート。

R240美幌へ向かう。原生林に囲まれた釧北峠をパスし、高度をどんどん下げるとともに雲も高くそして明るくなり、時折薄日が射すまでに回復。美幌まで快走クルーズを楽しむ。ホクレンで8時の開店直後に給油を済ませ、道東のグリーンフラッグをGetすると、R334にスイッチして広大な農地を観ながら斜里へ。

霧雨煙る知床横断道路
R334知床横断道路にて

9時斜里を通過。斜里岳、知床連山も頭は雲の中だが、これが改善傾向なのか、下降傾向なのかが気になるところ。4ヶ月ぶりに再会するオホーツク海と会話するようにR334のワインディングを楽しむ。

オシンコシンの滝を軽くいなし、ウトロをパスして念願の知床横断道路へ。知床自然センターを過ぎて暫くすると、遂に雲に包まれ霧雨状態。知床峠では展望どころかヘルメットも脱がず、完全な雨装備に変身してさっさとリスタート。

豪快なダウンヒルをおっかなびっくり下る。この天気では熊の湯羅臼温泉も素通りだ。11時に道の駅「知床・らうす」に到着。情報端末で天気予報をチェックするとどうやら明日も芳しくない様子なので、この辺で足を止めるより道央部へ戻った方が良さそうだ。

歩く分には傘をさすかどうか悩む程度の弱さだが、シールドの視野とモティベーションを奪うには充分な実にイヤな雨が降り続くR335を淡々と走る。いや、淡々とではなく睡魔と猛烈なバトルを繰り広げながらだ。横断道路のハードなワインディングも堪えるが、こういう単調な道もまた堪える....。

標津R272にスイッチし、12時中標津サンクスで休憩、と言ってもサイドバッグの排水をして、焼きそばパンを腹に入れたらすぐにリスタート。雨は相変わらずだが気がつけば路上の気温表示は10℃。福岡では真冬の気温だよ!!。もう開陽台多和平も目じゃない。取り敢えず雨が上がるところまで走るのみ…

と思って走っていたのだが、14時20分釧路ホクレンで給油ピットイン。「ストーブで暖まって行きな」の言葉に甘えて、まったり休憩モードに突入してしまい気持ちが萎えてしまう。というわけで、今日は釧路のライダーハウス銀鱗荘でダウン。

夕食は有名な幣舞橋(ぬさまいばし)近くの丸海屋でドリア780円,ホタテコロッケ380円を所望。量がちょっと少ない気がするが、まぁ居酒屋なんでこんなもんかな?という感じ。しかし、隣に九州ローカルメニューをウリにしているぶさいくという店が入ってたりするのだが、天神ぶさいくがここまで進出しているのだろうか?ていうか、丸海屋も福岡がオリジナルか?落ち着きの悪い悩みを増やして宿に戻るのであった。

窓の外は相変わらず雨が降っている。明日の朝には上がっている予報だが…?

民宿 銀鱗荘 1人1,000円/泊(布団無)

本日の走行距離、356kmなり。