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Last-modified: 2024-04-10 (水)


[一語一絵/ツーリング/2002]

ツールド北海道3日目、富良野にて / 2002-07-02 (火)

今朝の空知地方は明け方に雨が降ったようだが、昨日同様に微妙に蒸暑さを感じる薄曇り。朝食を済ませて週間予報をチェックすると道北は明日明後日と雨の予報に変っていた。うぉっ、なんてこったい。と、一気にモティベーション急降下。しかしこの程度の天候悪化でくじけてる場合では無い、と思い直す。空模様が回復するまで他のところを周るのだ。

懐かしい映画看板
夕張市、ゆうばりキネマ街道にて

なわけで、目的地を取り敢えず富良野に変更。まぁ全道的に下り坂なので富良野と言えども安泰ではないのだが、北部よりはマシだろうと言う判断だ。結局10時45分に友人の見送りを受けベースキャンプを出発。随分と遅い出発になってしまったが、富良野までなら距離的には大した事無いので大丈夫だろう。

というわけで、12時夕張幸せの黄色いハンカチ思い出広場に到着。なんと2人もライダーが先着。こんなとこで3台も集まるとは…しかも1台は鹿児島からだって。2人とも富良野へ向かうという事なので、10分ほど話をしたあとで「また会うかもね…」という事で惜別。

幸せの黄色いハンカチ思い出広場自体は何て事無かったので、さっさと夕張の中心部へ移動。映画で町興しをしている夕張市では商店街に懐かしい映画看板を復元して飾っているのだ。知らない作品の方が圧倒的に多いのだが、ぶらぶら観て周るだけでも楽しい。

YANOの生命線セイコーマートでお昼を済ませた後は、R452芦別に向かう。交通量の非常に少ない高速ワインディングを豪快に走り抜いて、15時富良野到着。

早速ライダーハウス宝来に飛び入りでチェックインし、身軽な装備で吹上温泉へ向けてリスタート。恐ろしくなるほど直線が続く道道298号線を取締に注意しつつ大人しく疾走。道道291号線にスイッチし、十勝岳へのヒルクライムに入るとコンバットモード(気持ち的にね)

キタキツネ
上富良野町、吹上露天の湯にて

16時半吹上露天の湯に到着。いきなりキタキツネが出迎えてくれたが、こいつ人間を見ると食い物を期待して寄って来やがる。安易に食べ物を与える愚か者が後を絶たないから、こうして本能を失ってゆく動物が増えてゆくわけだ。可哀想に....。

ちなみにこの吹上露天の湯はTVドラマ『北の国から』で宮沢りえが入って全国に知れ渡った結果、いつ行っても芋洗い状態という酷評の温泉だが、さすがにどんより曇った平日の夕方ならば人気もまばらだろう…と思ったのだがさにあらず。10人以上の人が入っていた。まぁ展望も効かないし、微かな硫黄臭があるくらいでお湯的にも大した事無いので、10分ほど入って目的を果たした事にする。

帰りは上富良野に降りてバカ正直にR237を南下。買い物をしたあと18時ライダーハウス宝来に帰着した。風呂に入って汚れを落した後、宿で一緒になった人と一緒に富良野駅前レストハウス「アスパラと豚肉の辛味噌炒め定食」800円を食べた。味はなかなかだったが、腹ぺこライダーのお腹を満たすには不充分だった。ま、増加傾向の体重を考えるとこれで良しとせねば....。

本日の走行距離、221kmなり。