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Last-modified: 2024-03-20 (水)


[一語一絵]

卒業検定 / 2002-04-06 (土)

7時に起床。卒業検定というのに生憎のお天気。昼前には雨が降り出すという予報にクルマで出動。8時半に到着して受付を済ませ、9時から教室で注意事項などのブリーフィングを受ける。教室は試験前独特の重苦しい緊張感に包まれている。受験番号1番、ということは一番手ですか....他人の失敗を観たりして要らぬ緊張感を高めるよりは良いか....話を聞きながらも「坂道発進の後は踏切…」とコースの反芻に取り掛かる。ドキドキ。

ブリーフィングも終盤に差しかかったところで窓の外から激しい雨の音。受験者は一斉に「えぇ〜」という顔で窓の外に目をやるのだが、試験官は「急制動は14mになりますね」と至ってお気楽。まぁ路上と違って横断歩道や工事の鉄板の上でブレーキングすることはないので、雨だからとそれほどナーバスになる必要もないのだが。

というわけでコースへ降りる。50mほどの馴らし走行で、急ブレーキの感触を確認した後はひたすら半クラッチの練習をするが、あっという間に発着点に戻って検定開始。走り始めてしまえば意外と緊張する事も無く、坂道発進〜踏切〜障害物回避とすんなり規定のコースをトレース。で、課題のインフィールドセクションへと至ったが、やはり初見での半クラッチ駆使は難しく一本橋がちょっと速かったものの、済んだ事はすぐに忘却の彼方へ追いやって切替える。

波状路は無難にこなし、スラロームに至ってはいまだかつてないほど完璧。S字も難無く通過したあと、急制動も乾燥路でもOKな11m未満で停止とこれまた完璧。最後の関門クランクを通過して発着点に無事戻り、安全確認を忘れないようにして終了。一本橋が9秒だったのと合図で2点指摘された(遅かった、間違った)が、検定は無事に合格。お疲れさんでした>自分

一昨年の12月に試験場で一発試験を受けた時はボロボロだったのに、今回わずか12時間教習を受けただけでこれだけ乗れるようになるとは。大型に乗る乗らないはともかく、オートバイを操るという基本を見つめ直した事だけでも意義があったと思う。

話は変って6月1日から道路交通法が一部改正され、免許証の有効期限が原則5年になる。となると大型二輪免許証の取得は6月にした方が良い(有効期限が4月だと3年、6月なら5年)という事かなぁ? ついでに福岡県道路交通法施行細則の改正としてナンバープレートカバーが禁止になるので注意されたい。どちらも詳しくは福岡県警のWebサイトを参照願います。

参照
レインボーモータースクール福岡
福岡県警


[一語一絵]

Last one minute / 2002-04-06 (土)

またまた話は変って、TV朝日系の「ねっとパラダイス」で旅行業界の新しいビジネスモデルを解説していた。この中で一番気になったのがトクーの存在。ここ数年で航空会社の事前購入によるディスカウントが普及したのは記憶に新しいが、この場合は逆に直前に売れ残っている分をディスカウントして捌いてしまおうという魂胆である。

と言ってもこれはトクーの専売特許ではなく、日本旅行も「宿なび・ザ・バーゲン」という同様のサービスを始めていて、言わば近所のスーパーの閉店間際の安売りやイベント開始直前にダフ屋が値下げするのと同じなのだが、インターネットを使う事によって幅広い消費者をターゲットとした新しいビジネスモデルとして確立されつつあり、"Last one minute"(最後の1分間)と呼ばれているのである。これこそ広域性、即時性、双方向性を合わせ持つインターネットにふさわしいビジネスモデルであると言えよう。

大勢で行くような旅行では難しいと思うが、あまりきっちりした予定を立てずに「安く取れたところに行く」なんていう気軽な旅も楽しいのではないかと思う。そういう意味では格安日帰りバスツアーなどが流行っている昨今、何ヶ月も前から予定をきっちり立ててスケジュール通りこなすというこれまでの旅行のスタイルも変ってくるのではないかと思う。

また"Last one minute"とは何の関係も無いが、現在の市場に存在しないものを頼んで作ってもらう「たのみこむ」というのもなかなかおもしろい発想だと思う。共同購入の発展型と言えなくもないが、やはりインターネットを使ったビジネスモデルとしては隙間産業的な視点が必要という事なのかな?

参照
テレビ朝日
 -ねっとパラダイス
トクー
日本旅行
 -宿なび・ザ・バーゲン
たのみこむ