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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵]

PATLABOR THE MOVIE 3 / 2002-04-01 (月)

今日はエイプリルフール(今朝のはつまらないネタでした....)というだけではなく、福岡では映画ファン感謝デーという事で1,000円で映画が観られる幸せな日。というわけで、久々にAMCキャナルシティ13『WXIII PATLABOR THE MOVIE 3』を観た。

筋書きは原作の「廃棄物13号」そのまんまだが、パトレイバーよりも怪物とその背景にウェイトを置いたとり・みきの脚本はなかなか面白かった。近未来の象徴とも言えるレイバーのイメージが薄くなった事により携帯電話やインターネット等の現代の一般的なギミックとの違和感も生じなかったが、それ以上に超高層ビルに挟まれるようにして残る古き良き時代の駄菓子屋や日本家屋などを敢えて描いている事から、過去と未来が同居する魔訶不思議な東京という街とそこに生きる人間、そして現代社会における組織と個人の関係に物言わんとしているように感じた。

過去2作に対しても特に目新しいものは無かったが、まぁ100分間退屈せずに楽しめたので良しとしよう。ただ安っぽい恋愛ドラマは全体的な緊張感をスポイルしたように思うな....。ぶぅぶぅ。

その後は志賀島まで行ってお昼寝したり、のんびり時を過ごす。今日から日常と非日常の区別が無くなったわけだ。とはいえ社会的に完全に絶縁されたワケでもなく、言ってみれば社会から一歩引いたところでの流浪的な存在であるような気がする。

参照
バンダイビジュアル
 -WXIII*PATLABOR MOVIE 3
キャナルシティ