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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/ツーリング/2002]

小笠原4日目〜お見送り / 2002-04-24 (水)

小笠原聖ジョージ教会
小笠原聖ジョージ教会

今日はサンフラワーで50ccのスクーターをレンタル(2,520円/32H)。真っ先に美味しいと評判の「ローカルベーカリー」でパンを2つ調達し、宮之浜をチェック。それから夜明道路を中心に島中を走り周った。夜明道路はアップダウンが大きくMTBではなかなか大変、やっぱりMTBは置いてきて正解だった。

夜明道路には何ヶ所か展望所が設けられているが、イチオシは父島ほぼ最高峰である中央山展望台からの眺め。標高300mから俯瞰する360度の展望は絶品だ。今日は50km離れた母島もくっきり見えた。NASDAに忍び込んで入手した缶コーヒーとパンでゆっくり。笠山もなかなかいいらしいが、サンダル・短パンでは危険が危なかったので断念。その後は小港海岸コペペ海岸まで足を延ばし、港の生協でカップ焼きそばを調達してユースでチープなお昼。

夜明道路に限らず小笠原には至るところに戦跡があるのだが、YANOは殆ど興味が無いので素通り。犠牲になった方々やご遺族はもちろん気の毒だと思うが、悲劇を憐れんだり、非道をヒステリックに糾弾する事が本当に戦争を防ぐ事に繋がるのだろうか?と思う。「戦争で何が行われたか」という事よりも「どういう経緯で戦争に至ったのか、なぜ防ぐ事ができなかったのか?」を考える事が必要なのではないだろうか? 戦争がダメなのはわかってるのだから、戦争にならないようにはどうするか?なのだ。まぁテロも同じなのだけど。

さて話は戻って、昼過ぎから東京に向けて出港する「おがさわら丸」のお見送り。埠頭でユースで一緒だった町田くん西谷さん達はもちろん、昨日のシーカヤックで一緒だった女性3人にもしっかりご挨拶。またどこかで逢いましょう。それまで元気でねぇ!と見えなくなるまで手を振った。(^^)/

それにしても「おがさわら丸」の見送りは感動的。小笠原太鼓の演技に留まらず、ホエールウォッチングの船なども港の外まで伴走したり、島を挙げての一大イベントとして大盛上がり。世界的に船旅の重要度が下がっている昨今、こういう出港シーンが見られるのも今ではここだけなのかもしれない。

出港した後はウェザーステーションに上がって鏡による合図の送信。常連さんにやり方を教えてもらい、手鏡を使って「おがさわら丸」に向けて太陽光を反射する。が、最接近点で曇ってしまった事も手伝ってか残念ながら反応は無く、ちょっと寂しい。しかし、今日は波も穏やかで実にイイ感じである。

その後は大村海岸で寄せては返すさざ波の音を聞きながら、DynaBookを広げて書き物に勤しむ。しかし明るすぎて液晶が見づらかった。

参照
小笠原チャンネル
サンフラワー
小笠原海運


[一語一絵/ツーリング/2002]

小笠原3日目〜シーカヤック体験 / 2002-04-23 (火)

シーカヤックに興じる
父島、小港海岸にて
提供[External]グレース・オーシャン・ツアーズ

今日はグレース・オーシャン・ツアーズのシーカヤック一日コース(7,500円)に参加。ちなみに他のメンバーはムフフな女性3名だったのは秘密。f(^^;;

ユースまでクルマで迎えに来てもらって、スタート地点のコペペ海岸へ移動。浜辺で基本的なパドリングを教えてもらい、その後は隣の小港海岸まで移動しつつ1時間程スキルの実地トレーニング。そして状況が良ければ外海へ出て行く予定だったらしいが、残念ながら波が高かったので穏やかな湾内で洞窟に入ったり。それはそれでまた楽しい。

ひとしきりカヤックにも慣れたところで一旦カヤックを下り、シュノーケリングで釣りを楽しむ。30分程で2匹釣れたので、刺身と味噌汁にしてお昼。やっぱり、獲れたてはんまいねぇ〜。

かなりゆったりランチを楽しんだあと、八ッ瀬川をジャングルクルーズ。河口近くで流れもほとんど無いところだったのでメチャメチャ楽ちん。ゆったり景色を楽しむ事ができた。亜熱帯(というより熱帯)の植生に取り囲まれた川沿いの風景はまさにジュラシックパークみたいで、南島やジョン・ジニービーチに行けなくても満足だ。

カヤックの指導だけでなく自然解説や小笠原全般の話等もとてもわかりやすく&楽しく、何よりガイド(エーちゃん)の「まずは参加した人に楽しんでもらおう、そして小笠原の事を知ってもらおう」としている熱い気持ちがヒシヒシと伝わってきて、とても気持ちの良いツアーだった。また小笠原に来たら必ず参加したい。

参照
小笠原チャンネル
 -グレース・オーシャン・ツアーズ


[一語一絵/ツーリング/2002]

小笠原2日目〜ホエールウォッチング / 2002-04-22 (月)

豪快なブリーチ
父島北海上にて

まずは訃報から。滞在二日目にして、わざわざ今回の為に用意した水中ハウジングの使い方をしくじって買ったばかりのデジカメを浸水させてしまう大失態をやらかしてしまいました。やっぱりCOOLPIX 800も持ってくれば良かったなぁ… (;_;)トホホ

まぁ写真が撮れなくなった事を除けば絶海の楽園を思う存分楽しんでいますので本人的には全く凹んではないのですが、写真を楽しみにしていたみなさんにはご容赦願いたいと思います。

ちなみに今日はパパヤのクルーザー"ミスパパヤ"でホエールウォッチング(8,000円)。もうクジラが北上を始めたと言う噂にも関わらず、午前中に単独で1頭、午後は3〜4頭の集団のザトウクジラに遭遇した。

豪快なブリーチ
父島北海上にて

どちらもブリーチやヘッドスラップなどを何度も繰り返し、船長をして「これだけ派手なアクションを繰り返すのも珍しい」とビデオを廻す程の幸運に巡り逢えた。巨大マンタ3枚と、イルカも観られたし大満足。

なお、ドルフィンスイムは自分の自然保護ポリシーに抵触するので参加せず。

最後に南島に上陸。エメラルドブルーの鮫池と緑萌える芝生が実にキレイ。『紅の豚』に登場するポルコの隠れ家のモデルと言われる扇池も感動的。絶海の孤島に残った楽園という雰囲気で、できれば独り占めしたい場所だ。

参照
小笠原チャンネル
 -パパヤ マリンスポーツ
 -小笠原ホエールウォッチング協会


[一語一絵/ツーリング/2002]

小笠原初日〜世界一遠い日本から / 2002-04-21 (日)

何という魚かわかりません…
父島、大村海岸にて

25時間半の船旅を経て、午前11時半小笠原・父島へ到着。ちなみにこの日の乗客は団体客を含めて315人と少なめ。

前線を横切った八丈島付近ではうねりに遭い、いつもの外洋フェリーの半分ほどの大きさでは揺れること揺れること....(;_;) 一時はgive up寸前かと思われたが何とか無事に朝を迎えた。今朝の小笠原地方は天気も比較的良く穏やかな航海だった。

さっそく、小笠原ユースにチェックインして近くの大村海岸でシュノーケリング。港のすぐ隣とは思えない海の碧さ、そして膝付近の水深のところでも魚が観られるのは驚きだ。ちょっと透明度は悪いけど。

しかし、水温がまだ少し低くて我慢できず、30分×2本ほどで撤収。まぁ今日は長旅の疲れもあるし、デジカメ撮影の練習がメインなのでこれくらいでいいだろう。さて明日はどうしようかなぁ?

参照
小笠原チャンネル
小笠原海運
小笠原ユースホステル


[一語一絵/ツーリング/2002]

世界一遠い日本 / 2002-04-19 (金)

入港するおがさわら丸
東京港、竹芝桟橋にて

水中デジカメを買ったから…というわけではないが、今夜から小笠原諸島へと旅出つ。東京から南へ1000km離れた小笠原諸島には定期航空路も無く、一般的には「おがさわら丸」という船で片道25時間かけて行くしかないという、アメリカよりも遠い日本であると言えよう。

小笠原滞在は21日から28日までのまるまる一週間。海が荒れればさらに延びる可能性もあるが、会社を辞めた身としては特に拘束されているわけでもないのでそれもまたよし。失業保険の手続きが遅れるくらいだろう。

今回も(実は波照間島にも持って行ってたんだが)DynaBookを持って行く。船の中などで波照間の旅日記を書いちゃおうかな?という事もあるのだが、実は現地からのWeb更新を企んでいる。ちなみに小笠原はdocomoの通話モードだけしか使えないというモバイル僻地(ちなみに波照間島はdocomoとauが使える)で、もちろんPHSは×。ま、インターネットカフェ「ガーデン」があるのでそこからアクセスすれば楽勝。…と目論んでたんだが、なんと4/21から休業なんだという告知が…!!

というわけでいろいろと模索した結果、中心部にISDN公衆電話があるようなので、久々にモデムカードを持って行ってアクセスしてみようかと思う。そういう事でPHSには(メールも含めて)繋がらないので、連絡はyano@bravotouring.comかyoshihisa.yano@nifty.ne.jp宛にメール願います。運が良ければ画像付きメールを返信したいと思う。

その代わり今回はMTBは留守番。波照間島ではほとんど海で遊んでて乗らなかったのに、今回はさらにシーカヤックでもやってみようかしら?と思っている(これも防水デジカメを必要とする一因)んでたぶんMTBで走り回っても2,3日くらいだろう。片道3,538円という手荷物料金を払うくらいならば、現地でレンタル(3日で3,000円)した方が安くつくだろう。

参照
小笠原チャンネル
インターネットカフェ「ガーデン」
小笠原海運