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Last-modified: 2024-02-12 (月)


[一語一絵]

/ 2002-03-07 (木)

が迫っている気がする。昨年頻発した携帯電話のバグ騒動はまさに現状の人海戦術によるソフト開発手法が破綻しつつある事を露呈した。もっとも致命的だと思うのは技術者の慢性的な不足とスキル低迷による品質の低下であると言えよう。

その様な状況を踏まえ、「コスト削減」と「品質の向上」を目指してNECとPanasonic、SONYとEricsson、東芝と三菱電機がメーカーの垣根を越えて提携し、携帯電話の開発を行うようになった。客観的にこれはこれで良い事であると思うのだが、今後は更なる「コスト削減」と「高スキル技術者の確保」という一挙両得を狙って中国やインドへの展開が加速するのは間違いなく、ひいては芸の無い日本人技術者は容赦無く選別の憂き目に遭う事が想像に難くない。

まぁこれは携帯電話のみならず、農産物や工業製品が国産から労働原価の安い中国やアジアからの輸入に切り替わっていった経緯と同じ理由から、ソフトウェア産業全般に言える事でもある。何しろ労働集約的なソフトウェア産業における大部分のコストは人件費であり、中国では英語の堪能な高レベルな技術者が日本の10分の1以下で雇えると言われているのだから....。

水が高いところから低いところへ流れるように、富もまた高いところから低いところへ流れるのは自然の摂理でもあり、とどのつまりは良い悪い・好むと好まざるとに関わらず変らなきゃならないという事。壁はすぐそこにある。