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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/ツーリング/2000]

角島大橋開通 / 2000-11-04 (土)

目覚ましもかけてないのに朝7時に目が覚めた。カーテンを開けると久々に見る真っ青な空が笑いかけているが、絶好の天気とは裏腹にいまひとつテンションが盛上がらない。とはいっても、家でゴロゴロしているわけにも行かないので、8時になったところで取り敢えずCBに飛び乗り東へ向かう。

R3を飛ばしながら目的地を考える。遠賀川を渡ったところで「昨日は山だったから今日は海かな?」という事にして取り敢えず目的地を西長門コバルトラインに設定。9時を過ぎて車が多くなってきたのを見計らって黒崎から都市高速(500円)でワープ。さらに門司ICから九州自動車道(500円)へ入り、9時40分和布刈PAに到着。関門橋を見上げながらテンションを整えた後、下関ICからR191に下りる。

土井ヶ浜
豊北町、土井ヶ浜

お馴染みの安岡までの渋滞から開放されると、久々の潮風を浴びながらブラボーなシーサイドロードをFun Riding!!。ノンストップで11時土井ヶ浜に到着。相変わらず透き通ったエメラルドグリーンな海も、この季節は人気もまばらで夏の喧騒がウソのように穏やか。砂浜を散策したりして30分近くのんびり過ごす。気が付くとPHSも圏内だったので電話してみたりして。f(^^;;

取り敢えず目的地まで来てしまったので、さてこの後どうしたもんかと海を見ながら思案。海を観たから次はまた山もいいか?というわけで、次のポイントを秋吉台に設定。そろそろお腹も減ってきたのでまずは長門市でお昼にしようと、ご機嫌なR191を北上する。

そういえばこのR191夏休みツーリングで走ったとこだ。あの時は明け方で何も考えず移動だけだったなぁ…と思い出しながら走っていると川尻岬の案内板発見。急ブレーキ&左ターンを決めて県道66号線川尻岬へ向かう。が、なぜかどんどんテンションが下がって来る。川尻岬に着いたところで駐車料(二輪:150円)と書いてあるのを見て、立ち止まっただけでそのまま反転する。前はタダだったのにぃ....。気を取り直して楊貴妃の里まで足を延ばしてみた。小ぢんまりとした公園のようなところで、ちょっとした話のタネにはなるだろう、という程度。

しかし県道に入ってからというものタイトなコーナーでは全然乗れていないし、途中ヒヤッとしたミスもあってさらにテンションが下がったので、今日のところは秋吉台を諦めておとなしく帰投する事にする。12時40分R191まで戻って南に下り、程なく小洒落たペパーミントというレストランでランチ。油谷湾を眺めながらハンバーグランチを食べ、お腹と気分を落ち着かせる。ここはオススメ!と力説するほどのところでもないが、まぁ雰囲気込みで悪くないといったところ。

角島大橋
豊北町、角島大橋

13時15分に再スタート。まだ時間はあるので確か少し前に開通した有料道路だと記憶していた事もあって素通りした角島大橋に寄り道して、YANOの記憶が如何にアテにならないかを思い知った。角島大橋は無料の県道で11月3日、つまり昨日開通したばかりという事で、盛大なイベント実施中で賑わっていた。それはともかく角島大橋は海面に近く眺めが素晴らしかった!!。文句なしにオススメロードに追加である。

もう何往復かしたかったところだがR191との交差点が渋滞し始めていたので、13時40分に再び帰投再開。まるで繋がっているかのような青い海と空を眺めながら快調に、でも写真を撮ったりコーヒーブレイクしたりの小休止を交えてのんびりR191を南下。

毘沙ノ鼻
下関市、毘沙ノ鼻

梅ヶ峠を越え下関市に入ったところで本州最西端毘沙ノ鼻の案内板に誘われ、ふらふらと引き寄せられるようにステアリングを切る。14時35分毘沙ノ鼻の展望台に到着。実際の最西端の碑は陸上からは近づけない海面近くにあって、しかも展望台からも最西端の碑が見えない。(その代わり最西端の看板はあるが…)

というわけで、どって事無い展望台と言えばそれまでなんだが、水平線が望める眺めは◎。知る人ぞ知る穴場でもあるし、夕日でも眺めるカップルにはもってこいのところと言えよう。

若戸大橋
北九州市若松区、高塔山より

15時に再スタート。帰りは渋滞にハマる事も無くR191から彦島有料道路(150円)を快走し、15時半関門海峡フェリー乗り場に到着。15時40分のフェリー(300円)で本州を後にした。

5分ほどで小倉(日明港)に渡り、ここからはR199を西へ。若戸大橋(80円)を渡ると、目の前に見える高塔山へ行きたくなり、心の趣くままに足を延ばす。

小学生時分は歩いて1時間近くかかった気がする高塔山も今ではバイクで3分ほどで登りきるし、広かった道幅もめちゃくちゃ狭く感じる。20数年の時の流れを感じると共に、展望台から見る故郷・戸畑の風景に少し安心した。

玄海灘に沈む夕日
福岡県玄海町、さつき松原にて

一度若松の街に下ってからR495で帰投。地名を見て子供の頃自転車で走り回っていた事を思い出すが、町の様子は全然違う。まぁ今走っている片側2車線の道自体が当時無かったのだから当然と言えば当然だが....。

芦屋岡垣を抜けて波津からはお気に入りの県道300号線に入り、鮮やかな夕焼けが眩しいシーサイドを快走。アルトに付けられてしまい、ちょいとバトル。いつの間にかテンションふっかぁっつ。f(^^;;

17時さつき松原に入ったところで日没まで休憩。こんなにじっと夕焼けを眺めたのは子供の頃以来かもしれない。15分程で日没を見届けて再スタート。津屋崎から福間に抜けてR3に合流し、例の如く新宮町うかいやで給油を済ませてから18時半に帰着。

ブラボーな青空とエメラルドグリーンの海に包まれた、380kmのノスタルジックツーリングだった。