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いよいよ今日から待ちに待ったゴールデンウィーク(以下GWと略)。今年は7連休(ちなみに4/30は有休)で、しかも天気予報もなかなかイイ感じ。3月から週末はなかなか天気に恵まれず欲求不満が溜まっていたところでもあり、久々のロングランに打って出る事にした。 |
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満を持して午後3時に出発。まずは例の如く筥崎宮で道中の安全を祈願し、北九州の実家へ顔を出す。コーヒーブレイクの後、午後5時半に新門司港の阪九フェリーターミナルへ到着。予約はしなかったが難なくチケットをGetし、ひと安心。 阪九フェリー 2等自由\6,000/バイク(750cc未満)\3,900 TEL:093-481-6581 午後6時半出航の『フェリーせっつ』でまずは神戸を目指す。団体客もあって船内は意外に混んでいた。が、たまたま知り合った熊本からのライダー氏は「意外に空いているね」と言ってた。逆方向とはいえ、腐ってもGW。油断は禁物という事か。 レストランはカフェテリア方式。前回はのんびり構えてたら人気メニューが売り切れて口惜しい思いをしたので、今回は出航早々にレストランに向かう。で、選んだメニューはと言うと、そうそう売り切れるとは思えないカレーライス....。我ながら考えてる事とやってる事がチグハグで笑える。ちなみに\600で、お味の方もなかなかGoodだった。 食後に少し船内を徘徊した後は、ここ暫く寝不足気味だった事もあって午後9時前にはさっさと横になった。だが寝つきこそ良かったものの1時間ほどで目が覚めてしまい、その後はイビキやエンジンの震動等でなかなか熟睡できず、翌朝を迎えた。 |
という具合なので、5時半を過ぎたところで目覚めスッキリとは程遠い憂鬱な気分で起きる。が、いつまで経っても気だるさが抜けきれないので風呂に入って体を起こす。展望大浴場の窓の外にはいつしか神戸の街が見えるようになっていた。 フェリーは定刻通りの6時半に快晴の神戸六甲アイランドに到着。なぜか今回はいつもと違ってまだ旅モードが盛上がらず、下船直後いきなりコーヒーブレイクに突入してしまう。神戸の風を受けながら10分ほどのんびり。やっと旅モードが点火し、バイクに跨る。 昨年秋以来、半年振りの神戸の街が妙に懐かしい。が、今日は暦上は平日なのでのんびりして朝のラッシュに巻き込まれるわけにもいかないので、表六甲道路から六甲山トンネル(\100)、そして六甲北道路(\250)と駆け抜けて、神戸三田ICから難なく中国自動車道に入る。 吉川JCTからは進路を北にとって舞鶴自動車道を快調に走り、8時過ぎに西紀SA到着。天気こそ申し分ないピーカンだが気温は思ったほど上がっていないので、高速走行ははっきり言ってかなり寒い。というわけで、朝食も兼ねて暖かいキツネうどんをすする。TVのニュースでは連休中の渋滞予想と、開通を前日の朝を迎えたしまなみ海道の様子が流れていた。 |
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8時40分に重い腰を上げ、西紀SAを再スタート。再び寒さとの戦いが始まる。それにしても前週の阿蘇ツーリングを教訓にして一枚トレーナーを多く着こんでいるにも関わらずこの寒さは一体なに…? 全身でガタガタ震えながらも、それなりのスピードで淡々と走る。この時、脳内BGMはなぜか『Movin' on without you』(Read Audio)のリフレイン。宇多田ヒカルはあまり好きじゃないんだけど、あちこちで聞かされるもんだからすっかり脳内にこびりついてしまった....。 9時半に舞鶴東ICに到着。神戸三田ICからの通行料は\2050也。まずは舞鶴市街地へ。「北海道行きフェリー乗場」の案内板に心魅かれながらも、おとなしく国道27号線を東へ向かう。 程なく京都府に別れを告げて福井県高浜町へと入る。実は福井県は国内に残された唯一の未踏県であり、つまりこれで47都道府県踏破という事に相成った。 若狭湾を左手に見ながら国道27号線を淡々と走る。高速ではないので体感的にはそれほど寒くなくなったが、沿道の温度計は17〜18℃と相変わらず芳しくなく、山陰ではやはり肌寒い。 |
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小浜市、上中町、三方町、美浜町と抜けて、11時ごろ敦賀市内に入ったところで最初の給油(\89/L)を兼ねて、小休止。 ところが、ジュースの自販機は故障中だし、地図さえ置いていない。ということで福井銀行に立寄り手持ちの現金を少し補充して、早々に再スタート。市街地を抜けた辺りのセブンイレブンで改めてバイクを止める。 バイクに跨ったままヘルメットを脱ぎいつものようにミラーに懸ける。と、メットが落ちそうになったので、慌てて手を伸ばした。すると今度はバイクが右に傾きはじめ、必死に右足で支えようとしたが想い届かず、情けなくも立ちゴケしてしまった。しかしバイクが倒れてしまった事よりも、シールドに傷が入って塗装も少し剥げてしまったヘルメットの方がショックで、呆然としてしまった。しかし、寝不足といい、寒さといい、立ちゴケといい、幸先悪いにも程がある。 ただでさえ高くないテンションがガックリと下がってしまったが、じっとしてても何も変わらないと思い直し、ケチの付いたセブンイレブンには立寄らずさらに国道8号線を北上する。 河野村に入ったところで、越前海岸の案内板に魅かれて国道305号線へ。潮の香りを体いっぱいに浴びながら快走していると、少しずつテンションが上がってきた。 |
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越前町に入り12時を過ぎたところでイイ感じの食堂「たかや」を発見し、珍しくタイムリーに普通の昼食。焼肉丼はご飯・肉ともにかなり大盛りで、味もこってりしてて◎。味噌汁と食後のコーヒーまで付いて\600と安く、大満足。なるほど繁盛している理由である。 お腹がいっぱいになったところで、また少し気分を良くしてスタート。20分ほど走ったところで越前岬の案内板を発見し、早くも足が止まる。ここは越前岬水仙ランドという公園(\300/人)になっているせいで、意外に人気が少なく静かでのんびりできて、穴場的な存在だった。展望台からの眺めも開けていて、しかも道路から近くてオススメ。ちなみに灯台は残念ながら参観不可。 昼飯を済ませたばかりだが、取り敢えずコーヒーブレイク。ここまで特に目的地を定めずに走ってきたが、海岸沿いを潮風を全身に感じて走ってきて少しずつテンションも盛上がってきたので、やはり海岸沿いに取り敢えずチェックポイントを探す事にする。何気なく地図を眺めると福井県で最も有名な名所東尋坊まで1時間ほどのところである事に気付いた。となると、据え膳喰わねば…ではないけれど、やっぱり行かねばならないでしょう。(^^)v 目的地が決まったからか、不思議と体も自然に動き、そそくさとコーヒーを飲み干してバイクに跨り、再び国道305号線へ。越前町から越廼村(こしのむら)と快走。1時間ほどで三国町に入ったところで、道の駅みくにを見つけて休憩。<参照:近畿地方建設局、道の駅ホームページ> 午後2時を過ぎ一番気温の高い時間帯であるにも関わらず、陽射しとは裏腹に暑くは無い。東尋坊の手前に三国温泉ゆあぽーと(\500)があるという情報に少しそそられたが、何となく温泉という気分でもなかったので東尋坊へ急ぐ事にして、早々に再スタートを切った。 |
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砂丘地帯の真っ直ぐな道をかなり快適に加速してゆくと対向車がパッシングしてくる....。ん?と思っていると後続車も再びパッシング、ということは…と後ろを確認しながら慌てて減速。程なく草陰でレーダーを構えている警察官を発見し、事無きを得た。や〜、再スタートしたばかりで調子に乗ってたから、あのまま突っ込んでたら免停は避けられないところ。危ない危ない。f(^^;; 三国の心優しいドライバーに感謝。福井といえば五木ひろしの出身地。やっぱり演歌の心は暖かいねぇ〜などと訳のわからない事を呟きながら市街地へ入った。 ふと「暖かいご支援ありがとうございました、三国の海は元気になりました」と書いてある看板が目に入って、思い出した。福井県三国町って何となく記憶の奥底に残ってたんだけど、1997年1月の「ナホトカ号の重油流出事故」で船首が漂着して大変な被害を被ったところだ。そういえば今日走ってきた越前海岸も相当の被害を受けていたハズだが、穏やかで美しい海にはもう事故の面影を見ることはなかった。地元の方々やボランティア諸氏のご苦労に改めて敬意を表するとともに、自然の持つ治癒力には驚かされた。完全に元通りになったわけではないのかもしれないけれど。 |
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そうこうして午後2時40分には東尋坊に到着。やはりここでも海は何もかもを包み込むように穏やかで美しく、重油流出事故の爪痕を見る事はできない。逆にところどころに散乱する空き缶や吸い殻が悲しくやりきれない。 「粗末にするな、親からもらったその命」 という立て札?こそはここが自殺の名所であることを髣髴とさせるが、さすがに福井県内有数の観光地であり、大勢の人出で賑わっている中では、とてもそんな雰囲気ではない。 スピーカーから流れる観光遊覧船の案内アナウンスや、団体で攻め込んでくるオバタリアン軍団の声に興醒めしてしまったので、早々に駐車場に引揚げてコーヒーブレイクを決め込む。 |
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午後3時を過ぎてぼちぼち今宵の宿を考えねばならない時間帯。いつもならばリーズナブルなユースホステルがターゲットとなるところだが、相部屋だとイビキに悩まされる懸念があるので、今夜は個室で熟睡したい。というわけでビジネスホテルを狙う事にして、取り敢えず小松まで北上する事を決め、再スタートする。 またしても国道305号線を北上。芦原町を抜け、いよいよ石川県は加賀市に突入。久方振りの国道8号線は片側2車線の快走ロード。1時間弱で小松市街に入って、ファミリーマートで休憩。 取り敢えず、地元情報誌を立ち読みし、近辺の温泉つき格安公共の宿を探して電話してみるが、案の定「あいにく本日は満室です」との返事。観光地でなく、小松や金沢郊外の施設でも満室というのはちょっと意外だったが、逆に今日は平日なのでビジネス客もそれなりに多かったのかもしれない。続いて本命のビジネスホテルをタウンページで探そう…と思ったが、肝心のタウンページが無かった。(;_;) 取り敢えず、次のコンビニを探して北上する。が、結局見つからず、金沢市内まで来てしまった。午後5時を少し過ぎ、あまりのんびり構えているわけにもいかなくなったので、手近な電話ボックスでタウンページをめくる。まず、贔屓にしている東横インやアルファーワンを探すが見つからず、次に5000円台の価格表示がある公告を探すが、これもまた見つからない。帰ってからビジネスホテルガイドで検索したらたくさんあった。やっぱりモバイル環境を持参すべきだったか....。 改めてタウンページをチェックし、金沢駅前にも関らず\3900という破格の料金(と怪しさ)に魅かれて「HOTELキバヤシ」に電話してみる。間髪入れずにOKが出て俄然怪しさが募るが、取り敢えず予約を入れておいて現地に赴く。午後6時前には無事到着。確かに建物は築20年以上経ってそうだが、鉄筋コンクリート4階建くらいの立派なモノだったので、ひと安心してチェックインする。バイクの駐車料として\300を追加で徴収されたが、まぁ止むを得まい。 ここまで本日の走行距離383km、「おつかれさん」と軽くタンクを叩いて駐車場を後にする。 部屋に入って少しビビった。壁と天井はコンクリートがむき出し。洗面台はあるものの、バス・トイレはなんと共同....。しかし、冷静になって値段を考えると致し方ないところ。汚れたり剥げかけている壁よりもコンクリートむき出しの方がまだマシだし、風呂は広い方がゆったり入れる、ベッドも立派とは言わないまでも一般家庭のモノと遜色ない程度、カプセルホテルと比べて考えればそう悪くはない。(と、自分を納得させるしかない) ということで、気を取り直して夕食へ。都ホテルの地下街をウロウロしていたら、思わぬところで庶民的な中華料理屋があったので、「チャーハンと餃子」のセット(\750)を所望する。大将以下店員はどこからどう見ても家族であり、店内はちょっと薄暗めで少し怪しげな雰囲気....。でも実は予想に反してこういう店がウマいんだよなぁ、これが。と思いきや、出てきた料理は明らかに「やきめしと餃子」。味は予想を大きく越えてマズイ。というか、これといった味がしない。「ウチの餃子は匂いがしませんので安心して下さい」と大将がのたまう。「匂いどころか餃子の味がせーへんやんけ、われ!」と喉まで出かかったが、のびた君と同じくらい気が弱いのと、作りなおされて更に食わされるのも敵わないので、「は〜、それはありがたいですね」等と答えてしまった。しかしテーブルの家族連れはかなりのメニューを食べていて「おいしかった」と言いながら帰っていった。うむむ。「蓼喰う虫も好きずき」という事か?それとも… マズイとはいえ残したりしてもったいないオバケに出られるのも敵わないので、取り敢えず全部平らげて早々にホテルに戻る。もちろん、コンビニで口直しを買い込んで....。 やっぱり今日はことごとくついてないので、とっとと風呂に入って、午後9時頃には早々と横になった。いわゆるふて寝というヤツである。 |
撮影:Nikon COOLPIX 600
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